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第2回スキルチェックを実施しました

2023年7月 3日 12:49 建築大工技能科

建築大工技能科では、毎月月末にスキルチェックといって座学でいうところの小テストのようなものを実施しています。

6月のスキルチェックは20分という決められた時間内で以下の項目をチェックしました。

1)のこぎりでスミに沿って真っすぐきれいに切る
2)のみでスミ通りに規定の深さ以上のほぞ穴を掘る
3)カンナをかけ、削りくずの良し悪しではなく、削った材料の手触りはどうか。
4)釘を使い、材料を指定された場所に段差(目違い)なく固定できるか。
5)ドリルを使い角材にまっすぐに穴を開けれるか。
6)自分の道具箱がしっかり整理整頓できているかどうか。
7)ロープを使っての荷締め
8)墨打ち

前回と6番まで同じですが、今回7番と8番の新種目を加えました。

1年生 VS 2年生で各学年1人ずつ実施していきます。
作業の順番は自分の好きなように行います。

のこぎりで切断

ノミで穴掘り

カンナがけ

新種目に難儀しているようです。
足場を利用して模擬荷締めをしていきますが、うまく締まったと思っても講師や教員が力を入れて引っ張った際にほどけたり緩んだりしたら評価が下がります。

荷物を積んでいるときに緩んだりほどけたら大変な事故が想像できますよね......。

うまく縛れるかな?

ロープの荷締め

垂直面に、水平な墨を打つというのは思いのほか上手にできました。
どうしても糸の張る力が弱いと糸が垂れてしまって曲がった墨になると予想してたのですが......。

墨つぼの使い方

墨打ち

垂直面に水平な墨

一部拡大

次回からは3級建築大工技能検定の実技の課題をスキルチェックにとりいれ、定期的に練習に取り組めるようにします。

近年プレカット工法が全盛で、現職の腕のいい職人さんであってもスミ付け、刻みのできる人は少なくなってきています。

東北電子専門学校の建築大工技能科では在学中に2棟の家を実際に建てる!という一連の作業を行います。