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地組作業!!

2022年6月 8日 11:50 建築大工技能科

前回のブログで『土台の次は2階の床組みなる、梁や桁の墨付け・刻みです。基礎の上に乗る土台と異なり、ちょっとした誤差やミスも許されません......』と書きました。

建て方作業に入る前に、加工の終わった材料を仮に組み立てて不具合を確認する作業を地組(じぐみ)といいます。
地組をすることで、必要な部材があるかどうか、しっかり組みあがるかどうか、多方面からの確認を行い建て方作業の中断を未然に防ぎます。
前回敷いた土台の上に2階の梁・桁を並べてみました......どうでしょうか。

地組

地組全景

これは通し柱(1階から2階まで繋ぎ目のない1本柱)と取り付く(接合する)ための加工です。
縦の部材と横の部材の形が違いますね......

通し柱との取り合い

こっちはアリと呼ばれる穴が掘られていません......
最初からうまくいくわけがありません。失敗を重ねて1人前にと成長していきます。

アリの穴忘れ

1年生が作ったこの継手はなかなかの出来ですね。

1年生の継ぎ手

東北電子専門学校の建築大工技能科では在学中に2棟の家を実際に建てる!という一連の作業を行います。