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内部造作工事
2024年3月 8日 08:54 建築大工技能科
以前、上棟式が終わり外部造作工事の模様をお伝えいたしました。
今回はいよいよ内部の仕上げ作業になります。
床材貼り→断熱材充填→造作材の加工→窓枠の取り付け→石膏ボード貼り→階段の製作→仕上げと一連の流れがありますが、作業を分担して進めていきます。
※断熱材充填は外部作業と並行して終わらせています。
1)床材貼り
長さ方向の継ぎ目が一定間隔でずれるように釘打ち機で固定していき、貼り終わったら傷がつかないように薄いベニヤ・段ボールなどで養生します。
床材貼り作業
床材貼り完了
2)断熱材充填
壁や天井にグラスウールの断熱材を充填します。写真にはありませんが湿気(結露)対策でポリフィルムも貼ります。
壁断熱
3)造作材の加工
巾木や、廻り縁、窓枠、額縁など造作材の加工。
4)窓枠の取り付け
窓枠の取り付け。角の納めは縦の部材を勝たせる縦勝ちや45度に加工し留め納めなどあります。
5)石膏ボード貼り
石膏ボードを貼っていきます。
石膏ボードの切断
6)階段の製作
階段を設置します。別な場所で原寸図を基に加工・組み立てしていきます。今まで、進捗状況に応じ、階段の形状が変わっていました。
はしごみたいな直階段、Uターンするような折り返し階段。折り返し階段の踊り場の部分にも段がある廻り階段などと、数ある階段の中で今年は『廻り階段』に挑戦です。
階段完成
7)仕上げ
廻り縁、巾木、額縁の取り付け
廻り縁
※作業順番ですが、ボードを貼ってから、床貼り、窓枠付けだったり、壁と天井のボードをどちらを先に貼るか?など必ずしも同一とは限りません。
東北電子建築大工技能科では在学中に2棟の家を実際に建てる!という一連の作業を行います。