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建築科2年生 建築実習Ⅱ(生コン打設)

2022年8月30日 14:20 建築科

前回、型枠製作を掲載しました。

今回はいよいよ生コン打設になります。

前回同様、座学で必要なコンクリート数量を拾い出す積算を行い、材料になる砂・砕石・セメント・水の量を容積と比重を元に、重量換算で使用量を算出し班ごとにまとめました。

本来コンクリートの調合の基準となるものがあるのですが、班ごとの創意工夫で単位水量や単位セメント量を調整し、強度にどのような影響を及ぼすか?というところまで挑戦してみました。

まずは使うものを並べてみました。
重さを量る、台はかり、電子はかり、練り板(フネと呼んだりもしますね)、ハンドスコップ、バケツ、後は使用材料。

台はかり

電子はかり

材料を並べてみた

【コンクリートの作りの手順】(本来は④→③)
①それぞれの材料を正確に量る
②フネの中にセメント・砂(細骨材)を投入し、むらなく混ぜる
③水を入れてさらに混ぜる
④砕石(粗骨材)を投入し、また混ぜる
⑤打設!

セメント量の計測

砂の計量

砕石の計量

大きなスコップなんかで練り混ぜすると効率的なのですが、ハンドスコップでしっかり混ぜていきます。
良く混ざったところで規定量の水を投入し、さらに練り混ぜし砕石を入れます。
固まる前の柔らかいコンクリートを生コンクリートやフレッシュコンクリートなどといいます。

まずは砂

セメント投入

良く混ぜます

空練り完成

水を入れ

良く混ざったら

砕石を入れて

さらに混ぜて出来上がり

苦労して作った大事な生コンをこぼさないように、ハンドスコップで型枠の中に入れます。
この際に丁寧な締固めができると、脱型時に打ちあがりのきれいなコンクリートに仕上がります。

打ち込み前の型枠

ハンドスコップで少しずつ

つついて締固め

叩いて締固め

打ち込み完了

次は強度試験用のテストピースの採取や、スランプ試験を終えてからの打ち込みを紹介します。

余談になりますが、この模様を私個人のInstagramに載せたところ、友人から「泥遊びしてるの?(笑)」と言われました。