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建築科2年生 建築実習Ⅱ(型枠製作)

2022年8月 9日 11:16 建築科

以前、鉄筋コンクリート模型の型枠脱型作業を掲載しました。

今度は自分たちが同じものを作る番です。

座学で、必要数量を拾い出す積算を行い、班ごとにまとめました。
それに基づき用意した材料を目の前に各班、作業開始です。

まずは型枠の作成。
各班が用意した型枠製作図に基づき墨付け、切り出しをしていきます。
型枠用の板(コンクリートパネルの略で通称コンパネ)を切るのは大変そうです。
まっすぐに約60cm切らなければいけません。
コンパネのふちに回す桟木も切り方を間違うと足りなくなります。
桟木にコンパネを打ち付けて、側面と底面計5枚の型枠完成です。

コンパネの墨付け(木取り)

まっすぐ切れるかな?

桟木の切断

微調整

型枠製作

次は鉄筋の加工です。
10ミリと13ミリの鉄筋を使います。
1本目は金のこを使って切ってみます。皆さん苦戦してますが何とか切断完了です。
10ミリを切ってみよう!というのに13ミリを切ってしまった人も......。
2本目からは鉄筋カッターを使って秒で切断。指を挟まないように注意。
次はバーベンダーと呼ばれる鉄筋を曲げる機械を使って、帯筋を曲げていきます。
ただ曲げるのはものすごく簡単なのですが、200ミリ以内の正方形にするのはコツがいります。
曲げ終わったものを結束線で結束して完成です。

手動のベンダー&カッター

電動の鉄筋カッター

13ミリの鉄筋を金のこで

仲良く切断

切り目を入れ途中で折るという荒業

帯筋の見本

鉄筋を曲げるバーベンダー

うまく曲げられるかな?

ヨシ!!

組立中

きれいに打ちあがったものから、そうでないもの......。

最後は型枠の中に鉄筋を設置して完成です。
鉄筋のかぶり厚確保のためにスペーサードーナツをかませますが、4枚の型枠を閉じることができません。
帯筋の曲げ加工精度のせいです......。
微調整を重ねようやく完成。これで安心して夏休みを迎えられます。

完成見本

セパレーターの穴を開ける墨だし

型枠の建て込み

ひとまず完成?

夏休み明けにはコンクリートを調合し打設を行います。