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建築科2年生 建築実習Ⅱ(スランプ試験)
2022年8月31日 09:17 建築科
前回予告した、スランプ試験を行いました。
■スランプ試験とは
生コンクリートの品質をはかる指標のひとつである「流動性」を確かめるための試験。
スランプとは、生コンクリートの流動性を示す値のことである。スランプ値の大きい生コンクリートほど、流動性が高い。単位はcmで表す。
【手順】
①練り混ぜが終わったコンクリートをスランプコーンといわれるコップのような入れ物に、生コンクリートを詰める。
(一度に全部詰めるのではなく、3層に分けて突き棒で突きながら)
②コーンだけを垂直に抜き取る。
③面に残った生コンクリートの頂点が、もともとの30cmから何cm下がるかを測定する。
測定した数値がスランプ値になります。
スランプ値が大きければ柔らかい。小さければ硬いコンクリートになります。
まずは使うものを並べてみました。
重さを量る、台はかり、電子はかり、練り板(フネと呼んだりもしますね)、ハンドスコップ、バケツ、後は使用材料。
使用機材の準備・確認
各班ごとに役割分担をきめ、手際よく進めていきます。
スランプコーンに詰め込む
突き棒で突きながら詰める
スランプコーンを押さえないで詰めていた班では、スランプコーンが浮き上がって漏れてました。
スランプコーンを抑えつつ、コンクリートを3層に分けて突きながら詰めていきます。
詰め終わったら引き上げます。ちょうどよい硬さ?やわらかすぎ?
垂直に
引き上げる
スランプ値の計測
準備も大変ですが、コンクリートの付いた機材を掃除するのも一仕事でした。
次はテストピース採取を掲載したいと思います。