Blog

建築科2年生 コンクリート打設

2023年11月16日 14:31 建築科

間隔が空いてしまいましたが、型枠製作の続きである生コン打設を紹介します。

前回同様に座学で必要なコンクリート数量を拾い出す積算を行い、材料になる砂・砕石・セメント・水の量を容積と比重を元に、重量換算で使用量を算出し班ごとにまとめました。

まずは使うものを並べてみました。
重さを量る、台はかり、電子はかり、練り板(フネと呼んだりもしますね)、ハンドスコップ、バケツ、後は使用材料。

台はかり

電子はかり

材料

【コンクリートの作りの手順】(本来は④→③)
①それぞれの材料を正確に量る
②フネの中にセメント・砂(細骨材)を投入し、むらなく混ぜる
③水を入れてさらに混ぜる
④砕石(粗骨材)を投入し、また混ぜる
⑤打設!

大きなスコップや練り混ぜ用のクワなどを使って練り混ぜすると効率的なのですが、ハンドスコップでしっかりじっくり練り混ぜていきます。
良く混ざったところで規定量の水を投入し、さらに練り混ぜし砕石を入れます。
固まる前の柔らかいコンクリートを生コンクリートやフレッシュコンクリートなどといいます。

練り混ぜ

柔らかすぎ?

苦労して作った大事な生コンをこぼさないように、ハンドスコップで型枠の中に入れます。
この際に丁寧な締固めができると、脱型時に打ちあがりのきれいなコンクリートに仕上がります。

型枠へ投入

強度試験用のテストピース

スランプ試験も同時進行で行っています。

■スランプ試験とは

生コンクリートの品質をはかる指標のひとつである「流動性」を確かめるための試験。
スランプとは、生コンクリートの流動性を示す値のことである。スランプ値の大きい生コンクリートほど、流動性が高い。単位はcmで表す。

練り混ぜが終わったコンクリートをスランプコーンといわれるコップのような入れ物に詰め、そのスランプコーンを垂直に抜き取り、残った生コンクリートの高さが元の高さから何cm下がるかを測定します。

スランプ試験

スランプ値は?

次は圧縮強度試験の模様を掲載したいと思います。