建築大工技能科
※現在募集を行っておりません。

職業実践専門課程
建築科
2年制定員20名

大工技能を中心に、住宅に関わるプロをめざそう。

大工技能を基礎からじっくりと学び、同時に住宅建築の仕事に必要な理論を学びます。まさに「技」+「知識」。さらにこれからの現場をリードするためのコンピュータスキルを身につけた技術者育成が目標です。住宅技術者の信頼のあかし「二級建築士」、「木造建築士」は卒業と同時に受験可能。

  • 国土交通大臣指定「二級建築士」指定科目履修学科
  • 国土交通大臣指定「木造建築士」指定科目履修学科
  • 国土交通大臣指定「2級建築施工管理技士」受験資格認定(実務経験2年)
  • 厚生労働大臣指定「建築大工技能検定」指定学科

学びの特色

自ら「造る」大工職と「住宅設計」が出来るこれからの技術職へ

住宅の現場もプレカット工法と呼ばれるコンピュータ技術が当たり前の時代、大工技能の世界も大きく変化しています。単に技術を身に着けただけの大工職では、これから激変する住宅建築の世界に対応出来ません。これまでの伝統技術を学びながら、建築の基礎、理論をしっかりと身につけ、さらには住宅設計にも対応出来る技術者をめざします。

次世代の大工になるために、理論と技術、さらにコンピュータ基礎からCAD設計まで幅広く学ぶ

地震に強い丈夫な家は、壁や金物の計算理論と、基準通りに作る技術の両方が必要になります。暖かい家は、断熱性能の理論に加え、気密工事で結露を防ぐ最新の工法を身につける必要があります。それを実現するために多方面から理論と技術、コンピュータを学び、大工技術と理想の住宅建築のプロをめざします。

技術と知識を修得し、二級建築士と木造建築士も受験可能

本学科は二級建築士試験と木造建築士試験の受験が可能な国土交通大臣指定科目履修学科です。技術に裏付けられた確かな知識を身につけ、信頼される住宅建築のプロをめざします。また、現場監督に必要な国家試験の2級建築施工管理技士補を在学中に受験します。

主に使用するソフト
  • Jw_cad
  • Autodesk AutoCAD
  • Microsoft Excel
  • Microsoft PowerPoint
取得可能な資格
  • 一級建築士(登録には二級建築士取得後実務経験4年以上)
  • 二級建築士(登録には実務経験1年以上)
  • 木造建築士(登録には実務経験1年以上)
  • 2級建築施工管理技士(実務経験2年以上)
  • 2級建築施工管理技士補
  • 建築大工技能士(2級3級を在学中に受験可能)
  • 労働安全衛生法による技能講習修了
めざせる職種
  • 大工
  • 技能職
  • 設計士
  • 建築施工管理技士

学びのステップ

1年次

住宅建築の基礎知識を学び、製図・大工技能、そしてコンピュータの基礎を修得

木造住宅の構造(しくみ)と、設計に必要な基礎知識をじっくりと学びます。技能実習では本物の材料で実物大の木造モデルを1年間で建築していきます。また、建築基礎製図で図面の引き方・読み方を修得します。さらに、これからの住宅建築には欠かせないコンピュータの基礎とその活用方法について学びます。

2年次

住宅設計課題と木造モデル実習で大工技術の実践力をみがく

具体的な住宅の設計手法を、住宅計画の理論と建築設計製図の実習と連動しながら実践的に学びます。また、実務で必要となるCAD操作法も修得。さらに先進のBIM※についても学びます。建築材料・生産・法規も学び実践力を高めます。技能実習では新たな木造モデルを建築し経験を重ねます。総仕上げとして設計からプレゼンテーションまで住宅建築のプロセスの一通りを学びます。 ※コンピュータ上に作成した主に3次元の形状情報に加え、建築物の属性情報(仕上、性能など)を併せ持つ建物情報モデルを構築するシステム(国土交通省資料より)

Senior's Message

野口 歩睦さん
青森県 青森山田高校出身

実習が多くスキルアップも速い!夢に近づいている実感があります

祖父のDIYを手伝ううち、ものづくりに興味を持ち本校へ。本格的な道具を扱うのは初めてだったので、入学当初は失敗して落ち込むこともありました。ですが本学科は1年次から2年次と建築技能実習を行い、現場に近い空気感で学ぶので、どんどんスキルと自信を積み上げることが出来ています。印象に残っているのは、現場経験のある先生から聞いた東日本大震災の話。大工が、社会に貢献できる誇り高い仕事だと知り、夢への決意を新たにしました。どんな現場でも活躍できるよう資格をたくさん取り、社会人になっても多くの経験を積みたいです。

実習が多くスキルアップも速い!夢に近づいている実感があります

祖父のDIYを手伝ううち、ものづくりに興味を持ち本校へ。本格的な道具を扱うのは初めてだったので、入学当初は失敗して落ち込むこともありました。ですが本学科は1年次から2年次と建築技能実習を行い、現場に近い空気感で学ぶので、どんどんスキルと自信を積み上げることが出来ています。印象に残っているのは、現場経験のある先生から聞いた東日本大震災の話。大工が、社会に貢献できる誇り高い仕事だと知り、夢への決意を新たにしました。どんな現場でも活躍できるよう資格をたくさん取り、社会人になっても多くの経験を積みたいです。

Teacher's Advice

住宅は一生の夢、それをたくせる住宅建築のプロをめざそう

住宅を作るためには住宅に関する全般的な知識をもった設計士と、確かな技術を持った大工の両輪が必要です。さらにコンピュータ化が進む中で確実な知識が求められます。この仕事は、一生に一度の夢を実現させるうえで、お客様の家族を思いやる人間性も欠かせません。技術に裏打ちされた確かな人間性を持ち、信頼される次世代の住宅建築のプロを一緒にめざしましょう。
氏家 真史先生

OB&OG INTERVIEW

専門学校で学んだことは、自分の力になります

今の会社に就職して3年目、優しい先輩に囲まれて、多くのことを教わりながら大工として日々腕を磨いています。東北電子の建設大工技能科で学んだ知識や技能は基礎的なことかもしれませんが、その多くは、実際の現場ですぐに役に立つことばかりです。大工の道を選んだ自分にとって、学校でしっかりと基礎を学んだことは自分の力となりました。いつかは大きな仕事を任される職人となり、そして棟梁と呼ばれることを目標にこれからも頑張ってまいります。ちなみに、私の趣味はキャンプと彫刻。どちらも大工の経験や技術を活かすことができるので楽しいです。

有限会社栗駒建業
2019年4月 入社

大工

小林 寛和さん

建築大工技能科 2018年度卒業(青森県 青森北高校出身)

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