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【卒業研究】迷子防止ウェアラブル端末

2025年3月 4日 09:14 AIシステムエンジニア科

AIシステムエンジニア科では、3年生の卒業研究の成果発表として、1・2年生向けに発表会を行っています。卒業研究は、学生がチームに分かれて、システムに必要な機能の分析・画面などの設計・システムの作成などを行い、成果発表までを行います。
ここでは一部を紹介します。

IoTでのGPSの活用(チーム名:タートル・トロール)

AIシステムエンジニア科では、3年生で「AI」と「システム開発」に分かれて学習します。AI専攻だった僕たちは、IoTデバイスとGPSを活用したシステムの構築をテーマに、卒業研究を行いました。

授業で使ったM5Stack社のデバイスには、各種デバイスを接続して機能を拡張するGroveというポートがあります。今回は、M5StackというIoTデバイスにGPSモジュールを接続しました。GPSモジュールとの通信、サーバーとの通信をするプログラムは、Arduino言語というプログラミング言語で作成しました。

クラウドサーバーの自作も考えましたが、Azure IoT Hubなどのサーバーでは反応速度を上げることができず、迷子を見つけるという用途には不向きでした。Ambientというデータ可視化サイトにデータを送信して、保護者側のスマートフォンの画面に、地図上に迷子の現在位置を描画することにしました。

目標としていた、M5Stackの画面上に地図を出して、現在地周辺の地図と、保護者の位置情報も重ね合わせ、すぐに迷子を捜せるデバイスにすることはできませんでしたが、子供の位置情報の取得はうまくいったので、目標としていた「迷子を見つける」ができたので満足しています。