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【卒業研究】AI文字認識サービスを活用したスマートフォンアプリの開発

2024年4月 9日 10:04 AIシステムエンジニア科

AIシステムエンジニア科では、3年生の卒業研究の成果発表として、1・2年生向けに発表会を行っています。卒業研究は、学生がチームに分かれて、システムに必要な機能の分析・画面などの設計・システムの作成などを行い、成果発表までを行います。
ここでは一部を紹介します。

成分チェッカー

食品や化粧品の成分表ラベルをスマートフォンで撮影し、画像から文字を自動認識処理するアプリです。アプリに特定の成分(アレルゲンなど)を事前に登録することで、誤食や誤使用のリスクを軽減することが出来ます。日本語が不得手な訪日外国人旅行の方の使用も視野に入れています。

目標、研究テーマなどについて

技術的な研究テーマとして、「AI画像処理の文字認識」を利用したシステム作成を目標に、画像から文字を取り出すAIサービス「Microsoft Azure OCR」の活用方法を研究しました。

作成したものについて

私たちのチームでは、「成分チェッカー」というスマートフォンアプリを開発しました。

テーマに基づいたシステム構築のアイデアから、「食品や化粧品の成分表から、特定の成分を見つけるのに時間が掛かったり 見落としたりしてしまうことがある」などの問題を解決するアプリの開発を行うことにしました。

開発について

Flutter(※)独自の開発言語Dartや、iPhoneとAndroidで使えるようにビルドする「Codemagic」というサービス、アレルゲンやユーザーの情報などを記憶するためのローカルデータベースであるSQLiteなど使用し、試行錯誤しながら開発を行いました。

Flutterで動くサンプルを作るのが一番大変でしたが、初めて実機で動作したときは感激しました。

授業で学んだシステム構築のスキルや、ユーザーが使いやすい画面設計など、3年間学習を集約して完成させました。

感想

「軽くて、処理が早くてよかった。」「自分でアレルゲンを入力して使えるのがいい。」「操作が簡単でわかりやすい」などの感想をいただき、私達としては大満足です。

Flutter(フラッター)について

Flutterは、Googleが開発したモバイルアプリケーション向けのフレームワークで、モバイルアプリケーションの開発によく使用されています。