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足場架け払い講習会
2024年3月13日 17:33 建築大工技能科
本校では職業実践専門課程の一環として「足場の組立特別教育」を行っています。
作業手順や注意事項についてしっかりと講習を受け、高所作業となるため当然のことですが、ヘルメットやフルハーネス(安全帯)を着用し安全第一で作業を進めました。
ヘルメットやフルハーネスについては以前安全講習会を受講していますのでその重要性は皆が理解しています。
今年度は全員が「足場の組立等作業従事者特別教育」「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」の資格を取得した上で実習に挑みます。
まず、今年度模擬家屋の上棟の際に使用していた、足場の払い作業(解体)を行いました。
最上部班、中間部班、地上班で役割分担をし、上部で解体した部材を中間で受け取り、地上に部材の種類別に並べ、1時間ほどで解体が終わりました。
普段から扱っている木材と違い、部材は鉄製で一見軽く見えますが、長さ4mくらいある建地と呼ばれる部材を思い通りに動かすのには苦労していたようです。
解体作業前の説明
それぞれの持ち場へ
屋根上部分から解体
解体した部材を種類ごとに
もう少しです
解体した部材
今度は、昨年度の模擬家屋を解体するのに足場を架けるため、先ほど解体した部材を隣の建物まで移動します。よく街で走っているのを見かけると思いますが、2トントラック1台分になろうか?という量になります。
建物の大きさと使用する部材寸法の組み合わせなどを考慮して、建物との離れ寸法を決めます。
近すぎると身動きするのにも困難になったり、道具を使うスペースが無くなりますし、離れすぎると隙間から落下の危険があります。
離れ寸法が決まったら、下から順序良く組み立てていき、最後に昇降用の階段を付けて1時間半ほどで架け終わりました。
等間隔で柱を
下部が順調に
組み立て完了
本来であれば、落下飛来防止のためのメッシュシートまで張るのですが、実習棟の建物の中での作業なので省略します。
地方によるのかもしれませんが、足場を組み立てることを架ける、解体することを払う。というように、架け払いという言葉を使います。
予定より早く組み立てが終わったので、早速足場を使い模擬家屋の解体作業に取り掛かりました。
屋根板解体
屋根板解体完了
東北電子建築大工技能科では在学中に2棟の家を実際に建てる!という一連の作業を行います。