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模擬家屋の解体

2023年3月23日 15:52 建築大工技能科

令和3年度の授業で建てた模擬家屋を解体していきます。
前回、解体作業をするための足場の架設をしました。 今回足場の架設が遅れたため内部の解体を先行して行っており、内部はご覧の通り骨組みが現われています。

骨組みの内部

屋根の合板(野地板)をはがしていきます。
解体しやすいようにビスで固定してあるはずなのですが......。
なぜか釘でしかも間隔が狭く固定されているところがあり、ドライバーからバールに持ち替えて作業をする事になってしまいました。

屋根の解体

本来の屋根板はがし

内部から外が見える

細かく止められた釘を抜くために難儀している様子

歩くところを考え上から

あとは上の方から順番に、垂木、隅木、棟木、母屋、桁(それぞれどこの部材かわかりますか?)壁の合板をはがし、補強金物、筋違、間柱、柱等々、建てるときの順番と反対に解体をしていきます。
順番を考えて解体していかないと、自立のできない柱など安定の悪い部材が出てきて、注意が必要です。
解体が終われば、同寸法の材料をまとめて重ねて、産業廃棄物として処分するためにトラックに積み込みます。
クレーンで吊るためのひもを掛ける作業を「玉掛け」と言います。
簡単に思えるかもしれませんが重心を考えながら行わないと、吊り上げたときにバランスを崩し危険です(クレーン操作及び玉掛け作業は有資格者の教員が行いました)。

骨組み

廃材の搬出

最後は新年度がスタートしたら気持ちよく作業ができるように掃除をして、令和4年度の建築大工技能科の実習の授業が終わりました。

建物内の清掃

掃き掃除

汚れのひどいところはデッキブラシで

ちょっと休憩

モップ掛け

東北電子建築大工技能科では在学中に2棟の家を実際に建てる!という一連の作業を行います。