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情報システム科 卒業生のその後は......?
2024年7月10日 11:08 情報システム科
IT系の働き方は主に3つあります。
- 企業に所属(会社員)
- フリーランス(個人事業主)
- 起業
ほとんどの卒業生は会社員を選択しますが、
今回は会社員→フリーランス→起業を経験した卒業生から連絡がありましたので、紹介します。
2020年3月卒業 郷 将輝さん(宮城県 東北高校出身)
合同会社ゴウ 代表 郷 将輝さん
Q.卒業後から起業に至るまでは何をしていましたか?
私は元々何かを作ることが好きで、将来的には自分でサービスを作成したいと考えていました。そのため、最初は10数名のベンチャー企業(※1)に入社し、ワークライフバランス(※2)などを気にせずにがむしゃらにスキルを取得しました。その後、まだ足りないスキルを求めて数回の転職を経験し、一旦フリーランスとして1年間活動した後、2024年2月に創業に至りました。
Q.自分でサービスを作成することを実現したサービス「リソース監督」を発案したきっかけは?
私自身が3社とフリーランスで活動していた際、プロジェクトにメンバーをアサイン(※3)するための会議やプロジェクトの現状把握、利益や人件費の計算に時間を使い過ぎていることに気づきました。経営層がコア業務(※4)に時間を割けないことが多いと感じたのです。この管理方法をツール化することで、世の中の開発会社の効率化が実現できると考え、「リソース監督」の開発に着手しました。最終的には、リソース監督を使うことで利益の最大化を実現することをめざしています。
Q.今後の目標を教えてください。
弊社のビジョンである「開発会社のインフラ(※5)になる」を実現するため、「リソース監督」以外にもさまざまなSaaS(※6)を開発・提供する予定です。3年後までには3億円企業をめざし、会社を拡大させていきます。開発会社向けのSaaSだけでなく、ペットテック(※7)など事業領域を拡大していきたいと考えています。
Q.在学中の皆さんへひと言メッセージをください。
私は、なるべくベンチャー企業に就職したいと考えていたため、(卒業前の)2月まで就職が決まらず先生方には迷惑をかけてしまいました。しかし、自分が本当に打ち込みたいことに打ち込むべきだと思います。私の場合はたまたまプログラミングだっただけです。皆さんには、色々な経験をし、色々な人と出会うことで自分の選択肢を広げていってほしいと思います。また、起業してから改めて実感したのですが、人との縁は大切にした方が良いですよ!
インタビューありがとうございました! 今後のご活躍をお祈りしております!
【インタビュー内の用語解説】
※1)ベンチャー企業:新しい事業や技術を積極的に取り入れていくスタイルの企業。
※2)ワークライフバランス:仕事だけでなくプライベートの時間を十分にとること。
※3)アサイン:それぞれの仕事を作業員に割り当てること。仕事の分担。
※4)コア業務:利益を出すためのメインとなる仕事。 小売業に例えると 商品を売ること。
※5)開発会社のインフラ:システム開発を円滑に進めるための基盤。
※6)SaaS:Web上でアプリケーションを提供する形態。
※7)ペットテック:IT技術を利用してペットの管理をすること。