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杜の都DX大作戦!2021を見学しました

2021年12月16日 14:19 AIシステムエンジニア科

最近ではIT業界問わず話題になっているDXというキーワードですが、CMなどでもたまに聞くようになったものの、学生に「DXについて説明しなさい」と言ってもよくわかっていません。

そこで今回は、本校IT学科の教育課程編成委員会にご協力いただいている、株式会社コー・ワークス様も参加されるイベント「杜の都DX大作戦!2021」に、システムエンジニア科(現AIシステムエンジニア科)3年生が見学に行きました。

株式会社EBILABの小田島様の講演では、老舗店でのDX事例をご紹介いただきましたが、その中で授業でも使用しているMicrosoft PowerBIについても触れられ、学生からは「授業でPowerBIについて勉強したがどのようにいかせるかまで分からなかったので、講演を聞いてPowerBIを使いこなすことでこんなこともできるのかと驚きました」という感想が出るなど、授業で学んでいる内容をどのように実践的に活用できるかを改めて知る機会となりました。

また、東京エレクトロン デバイス株式会社 茂出木様の講演では、MicrosoftのクラウドサービスAzureを使用することで、簡単にAIやIoTの活用が可能で、学生も「コストがあまりかからずにAIを専門家だけのものにしないという話がとても印象的でした」「誰でも使えるAIの民主化というキーワードが印象に残りました」など、驚きの声が聞かれました。

展示エリアでは、参加企業の展示を興味深そうに見学しました。特に興味を引いたのは、株式会社コー・ワークス様が展示していた、東北電子専門学校のコンピュータ制御エンジニア科(現AIテクノロジーエンジニア科)の卒業生が開発に関わった電磁ドアロックシステムです。

「社員証をかざす→体温を計測する→アルコールをワンプッシュ」という手順通りに操作しないとドアロックが解除されない、コロナ対策とセキュリティ対策を兼ね備えたシステムです。
本校でもIoT教材として活用しているTibbo-piを利用していますので、クラウドと連携した入退室時間の管理なども簡単に行えるものです。

学生の感想

●改めて、私が今勉強していることは手段であると認識できた。学校で習った技術を使って何をしたいがいまだに見えていなかった。DXのプレゼンではデータを集めてそれらを分析することによって店の売上の把握、市場の移り変わりを把握し、さらに予測し手を尽くしコロナ禍の飲食店しかも観光名所の店にも関わらず成功を収めるまでの説明があった。特に重要である客層の変化、需要に対して対応した説明のデータの活用は、自分が今までやってきたことが目に見えて分かったので、とても参考になった。

●DXの目的や、DXの推進によって変化するベンダーの役割など、言葉を知っているだけだったDXについて詳しく知ることができました。

●これからどういったものが求められるかをしっかり分析し、苦境はもちろん上手くいっている時もその環境にあわせた変化をすることが大切だと言うことが印象に残りました。

●ITとあまり関わりのない業界や専門家でもなんでもない一般の人々に使って貰えるようになってこそAIの進化に意味があるのかなとも思いました。

●DXとは何か?どういうものなのか?DXの悩みやAI.lotについても改めて知識だったりを学べたと思っています。

●データを集めて解析だけして終了するのではなく、解析した上で現状を改善するための行動を起こすことが大切ということが分かった。

●内定をもらって浮かれていたが、目が覚めた。