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建築科2年生 コンクリートの圧縮強度試験

2023年11月30日 14:27 建築科

前回、生コンを作って打設まで完了しました。

コンクリートは4週間かけて強度が発現していきます。(28日材齢強度などといいます)
前回作成した供試体(テストピース)を使用し、毎週1個の供試体を圧縮試験機にかけ、強度を測定し材齢とともに強度がどのくらい発現していくかを調べていきます。

圧縮強度試験のため、作成した供試体をキャッピングし、脱型後水槽に入れ水中養生を行っていました。

水中養生

試験当日の朝、水槽から取り出し、過剰に吸い込んだ水分を抜き、午後からの試験にのぞみます。

試験機の使い方を覚え、全4回の試験で最低1人1回は機械の操作を行えるように順番を決めて、いよいよ試験開始です。1番最初に試験する人はやや緊張気味です。
急激に力を加えると、正確な強度が測定できないので、針の動きを見ながらゆっくりダイヤルを回していきます。

重量測定

試験機の操作

破壊

168000N

徐々に力を加えていくと供試体にひびが入ってきます。その後大きく崩れます。
約168000Nを指していますね。この数字を供試体の直径の表面積で割りますとコンクリートの1mm²(1平方ミリメートル)当たりの圧縮強度がわかります。

供試体の直径→100mm 表面積→7850mm²

測定の結果21.4N/mm²となります。目標値が27N/mm²なのでまずまずの結果ですね。

この数値が今年の最高値でした。