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鉄筋コンクリート柱サンプル作り 後編
2023年8月29日 14:15 建築科
今回は鉄筋コンクリート柱サンプル作りの後編、型枠の作成です。
各班が座学で準備した型枠製作図に基づき墨付け、切り出しをしていきます。
型枠用の板(コンクリートパネルの略で通称コンパネ)は厚みが12ミリもあり真っすぐ切るのは大変そうです。
曲がらないように約60センチに切らなければいけません。
コンパネのふちに回す桟木(サンギ)も寸法どりを間違うと計算本数で足りなくなります。
桟木にコンパネを打ち付けて、側面と底面計5枚の型枠完成です。
桟木の長さが......
手を叩かないように
型枠の作製
桟木の微調整
次に型枠の中に鉄筋を設置していきます。
鉄筋のかぶり厚(※1)確保のためにスペーサードーナツ(※2)をかませながら4枚の型枠を閉じて完成ですが、なかなかうまくいかないグループも......。
微調整を重ねようやく完成。
次はコンクリートを調合し打設を行います。
セパレーターを付ける
完成
スペーサードーナツ
スペーサードーナツを鉄筋に挟む
簡単な用語説明
※1 かぶり厚:鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのこと。鉄筋の表面からコンクリート表面までの最短距離のこと。
※2 スペーサードーナツ:鉄筋と型枠に空間ができるようにするプラスチックのドーナツ状のスペーサー。鉄筋を挟み込んで被り厚さを確保する。