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建築科2年生 鉄筋コンクリート柱サンプル作り ~型枠の作成~

2024年7月11日 09:38 建築科

以前先輩たちが作った、鉄筋コンクリートサンプルの脱型作業をお伝えしました。

いよいよ同じものを作る時が来ました。
今回は鉄筋コンクリート柱サンプル作りの前編、型枠の作成作業です。

座学で、必要数量を拾い出す積算を行い、班ごとにまとめてありますので、それに基づき用意したコンパネ(型枠用に表面が樹脂加工された合板)と桟木用小割材を目の前に並べて各班、作業開始です。

コンパネの表面は樹脂塗装されています

各班が準備した型枠製作図に基づき墨付け、切り出しをしていきます。

型枠用の板であるコンパネは厚みが12mmもあり、表面が樹脂でコーテイングされているため鉛筆で印をつけても見えにくいようで、真っすぐ切るのは大変そうです。
曲がらないように約60cm切らなければいけません。なるべく切る個所を減らす(コンパネのきれいな辺をうまく利用する)工夫も必要です。
自分たちで考え、コンパネの裏側に墨付けをする班もいます。

裏面に墨付け

無駄なく切るには、どのように墨付けするか...?

裏から切断

コンパネのふちに回す桟木も寸法どりを間違うと計算本数で足りなくなります。 墨付けが終わって切断数前に計算通りにできたのか、各班から報告を受けます。

桟木の墨付け

桟木の切り出し

切断が終わったらコンパネの裏側に桟木を釘で打ち付けて、側面4枚と底面1枚の計5枚の型枠が完成しました。

切り出し完了

桟木を打つ

型枠完成(側面4枚と底面1枚)

後編では、鉄筋加工を掲載したいと思います。