建築科
住宅からビルまで、あらゆる建築業界で活躍できる「建築士」をめざす
理論を重視した学びの建築工学専攻、実務に即した実習重視のCAD設計専攻で、建築関係の仕事に必要な理論と実習を基礎から専門的内容までしっかりと学びます。住宅設計者に必要な「二級建築士」、ビル設計者に必要な「一級建築士」も受験可能(一級の免許登録には合格と実務経験4年)。
- 国土交通大臣指定「一級建築士」指定科目履修学科(登録には実務経験4年)
- 国土交通大臣指定「二級建築士」指定科目履修学科
- 国土交通大臣指定「木造建築士」指定科目履修学科
- 国土交通大臣指定「1級建築施工管理技士」受験資格認定(実務経験5年)
- 国土交通大臣指定「2級建築施工管理技士」受験資格認定(実務経験2年)
学びの特色
一級建築士、二級建築士、木造建築士は卒業と同時に受験可能な国土交通大臣指定科目履修学科
本学科は一級建築士試験、二級建築士試験、木造建築士試験が卒業と同時に受験可能な指定科目履修学科です。また、建築工事に必須の国家資格である2級建築施工管理技士補は在学中に受験します。試験対策も講義授業でしっかりとサポートします。
最初からBIM。ビジュアルな実習で分かりやすく建築を理解
最先端のCADであるBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)は、コンピュータの中に3次元の柱や壁をおいていくと、同時に図面ができていきます。図面の書き方を覚えて、そこから建物を想像する、これまでの勉強の仕方に比べて、驚くほど容易で確実に建築の理解と図面表現方法が学べます。その上で業界で普及しているCADや手描きの図面も学び実践力を身に付けます。
業界最先端の設計環境でプレゼンテーション力が身につく。
建築は人々の要望を形にする仕事です。そのため、建築する前のシミュレーションが重要です。VR(バーチャルリアリティ)で建物の中に入りながら設計し、パース・アニメーションでプレゼンテーション、そんな最先端の設計環境があなたの表現力を高めます。
主に使用するソフト |
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取得可能な資格 |
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めざせる職種 |
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学びのステップ
建築設計の土台となる基礎づくり
まず「建築」を理解するために建築計画と建築構造の知識を学びます。また設計製図の基礎、CAD操作方法、プレゼンテーションの技術を身につけます。これらを総合し、住宅の実施設計図面作成、公共建築の企画設計提案に取り組みます。
建築実務を理解する実践的な学び
「建築実務」をより具体的に把握するため、建築材料・生産・法規を学びます。また現代社会が求める建築、環境・設備など建築計画をより深く修得します。作品は業界団体の主催する建築設計競技で発表し評価を受けます。卒業制作では、テーマに基づいた個人制作を行い、これまで学んだ学習と表現力を活かし実践力を身につけます。
資格取得をめざし実践力を培う
在学中に受験する2級建築施工管理技術検定試験の第一次検定試験対策、および卒業と同時に受験できる二級建築士試験の問題演習を通して学びます。
特徴ある多くのCADを作品に取り入れ実践力を培う
建築業界で現在普及している複数のCADの操作方法を修得し、建築法規チェック図面の作成やパラメトリックデザイン手法を学び、CAD利用技術者としての実践力を高めます。
Senior's Message
大きな建築物こそ細部が大事1つ1つ丁寧に学んでいます
建築の勉強を始めて分かったのが、細部の精度を高めることで、大きな建築物の安全と性能が守られるということ。CADやBIMで建物の設計をする際に、このことをよく実感します。先日は東京の特別講師によるBIMの実習があり、7階建てのビルの設計に挑戦。効率的な操作法を学び、柱の長さや壁の厚さなど細部に注意しながら設計したら、先生も納得の作品になり嬉しかったです。別の実習では、木造住宅の組立てを行いました。図面上のものを実際に建てることで、建物の構造の仕組みがよく理解できました。
大きな建築物こそ細部が大事1つ1つ丁寧に学んでいます
建築の勉強を始めて分かったのが、細部の精度を高めることで、大きな建築物の安全と性能が守られるということ。CADやBIMで建物の設計をする際に、このことをよく実感します。先日は東京の特別講師によるBIMの実習があり、7階建てのビルの設計に挑戦。効率的な操作法を学び、柱の長さや壁の厚さなど細部に注意しながら設計したら、先生も納得の作品になり嬉しかったです。別の実習では、木造住宅の組立てを行いました。図面上のものを実際に建てることで、建物の構造の仕組みがよく理解できました。
3DCADの製作を通して建物の構造を深く学べます
高校の建築科での学びを深めつつ、コンピュータの操作技術も身につけたいと思いCAD設計専攻を選択しました。高校でも2次元のCAD設計は学びましたが、本学科では異なるソフトを用いて3次元で表現します。柱や壁の内側など細かい設定ができ、より複雑な製作に取り組んでいます。授業のおかげで建物の構造や用語が理解でき、知識が深まったと実感しています。また先生方は、「実際の現場ではこう建てている」など仕事に直結する指導をしてくださるので、今学んでいることは将来役立つと確信しています。卒業後は二級建築士の取得と、住宅の設計者をめざします。
3DCADの製作を通して建物の構造を深く学べます
高校の建築科での学びを深めつつ、コンピュータの操作技術も身につけたいと思いCAD設計専攻を選択しました。高校でも2次元のCAD設計は学びましたが、本学科では異なるソフトを用いて3次元で表現します。柱や壁の内側など細かい設定ができ、より複雑な製作に取り組んでいます。授業のおかげで建物の構造や用語が理解でき、知識が深まったと実感しています。また先生方は、「実際の現場ではこう建てている」など仕事に直結する指導をしてくださるので、今学んでいることは将来役立つと確信しています。卒業後は二級建築士の取得と、住宅の設計者をめざします。
Teacher's Advice
建築の楽しさを伝えたい
OB&OG INTERVIEW
卒業後に二級建築士を取得!目標は一級建築士合格です
幅広く建築について興味があり、設計の仕事を志して東北電子への入学を決意しました。力学や法規などの座学も多い中、BIMでの授業や模型製作が楽しくて創造性を広げられたように思います。今の仕事では、学校や病院などで使用される造り付け家具の設計や、CADでの施工図作成を担当。教育・医療・行政など、施設の特性によって家具に求められるものも変わるので、様々な視点から学びを得ながら働いています。
2022年4月 入社
業務課 設計係
工藤 久芽さん
建築科 2021年度卒業(青森県 青森山田高校出身)